出前の利点欠点

出前という言葉は最近だんだん使われなくなってきました。
若い人はケータリングの方がピンとくるでしょう。
出前は昭和の時代には、よく利用されていました。
鮨屋・鰻屋・蕎麦屋などの出前がよく利用され、来客時のもてなしや家族の祝い事のときのちょっとした贅沢でした。
とくに鮨と鰻はそうでした。
現在でも鮨と鰻は、来客時のもてなしや家族の祝い事のときに利用されています。
その理由を考えてみます。
来客時のもてなしに鮨を利用する場合は大きくいって次の二つのケースが考えられます。
ひとつは来客の目的は一緒に食事をすることではなく他の用事で、滞在時間が食事の時間にまで至ったので、出前をとってもてなす場合です。
この場合は食事やパーティが主目的ではありませんから、出前以外に手製の料理を出すことは基本的にありません。
一方家に呼んで食事会やパーティをする場合のメインディシュとして出前をとる場合があります。
こちらは手前の鮨や鰻が主になるのですが、他にも手製の料理が並びます。
鮨も鰻も日本人ならたいていの人は好物で、嫌いな人はあまりいません。
また出前にとる店は、日頃からそこで食事をしたり何度か出前をとって、自分たちが納得した味の店です。
したがって鮨や鰻の出前は失敗が少ないという利点があると思います。
蕎麦屋の出前は昔は事業所の昼の食事によく利用されていました。
こちらは鮨や鰻の出前とは全くことなり、会社でまとめて注文する場合も、個人個人で注文の内容が違います。
ざる蕎麦・汁物の蕎麦・丼ものと様々です。
こちらは店に行く時間を節約できるのが大きなメリットでした。
蕎麦は本来出来立てがおいしいに決まっていますから、店にいったほうがよりおいしい蕎麦が食べられます。
蕎麦屋と同じような出前が街中の中華の出前です。
ラーメンやちゃんぽんあるいは中華丼・チャーハンなどの出前です。
そしてこちらのラーメンやちゃんぽんの汁物も蕎麦とおなじように店で食べたほうがおいしいのです。
最近はこの蕎麦屋の出前と中華の出前は減ってきているように見えます。
時間短縮をするなら、牛丼やハンバーガーのようなファストフードがありますし、コンビニでも弁当その他昼食用の品揃えが豊富です。
今後の出前を考えると、鮨・鰻の出前は一定の需要があるでしょう。
一方蕎麦屋・中華の出前はこれからますます減少していくでしょう。
それは時間短縮には他のライバルがあり、また味の点でも優位性を保てないからです。