出前は食べ物だけではない

会社員です。
今はあまりありませんが、一昔前は接待が盛んでした。
その頃の接待は飲食の後、キャバクラで飲み明かしタクシーで帰還するのがお決まりのパターンです。
しかし、地方から出張で接待に来る営業マンの場合は少し違います。
最後のタクシー送迎以降も彼らの接待が続くのです。
これがホテルでの「出前」です。
彼らは出張の為、自分の泊まるホテルを用意してるのですから当然夜はエンドレスです、帰らなくて済むし何よりも自由です、しかも会社のお金ですのでさらに羽目を外します。
そこでお金を使う口実になるのが接待を受けるほうの私です。
営業マンのかねてからの予定で、深夜のキャバクラの後は私も同じホテルの別室に宿泊です。
タクシーで送るより宿泊の方が安いからとの理由で泊まりますが、無論これは表向きの理由です、ホントの理由と目的は「出前」です。

そして、チェックイン後にそのホテルで各自出前サービスを使います。
もう判るかとおもいますが出前は女性です、ホテル専用のデリヘルです。
今思うとこれは何ともワクワクする物でした、ホテルの部屋に入り電話して自分の好みを伝えて後はひたすら願望の女性がやって来るか祈るように待つだけです。
今まで飲んだ良いも一気に覚める行きよいです。

電話して30分位でドアのチャイムが鳴ります、いよいよです。
現れたのは30代前半位の女性でした、私好みの良い出前です。
深夜なのであまり期待してなかったのですが、予想とは裏腹に濃厚なサービスを受けてしまいました、やはりこの時間のこの出前ですので少し訳ありなのでしょうか?彼女は仕事の後半にプライベートな話しを始めました、そしてコースにはないサービスを始めたのです。
やはり女性はその日その時の感情で大きく変化するものと改めて痛感しました。
しかしその後は一方的に彼女の卓越したテクニックに私はやられまくりでした。

事が済み、清算と領収書の受け取りが終わったあとで、ホントにお腹が空いたので。
彼女となんと出前でピザを頼み、二人で食べました、まさに出前の二重連想です。
彼女の好意で、食べてる時間はデリヘルの時間には換算されませんでした。外には用心棒兼集金係も怖いお兄さんが居たはずなのに。

こんな出前の体験は今はありません、やはり自分からは望まないそれこそ出張の時か接待の勢いで頼んでしまう物ですね。
食べ物やお店と一緒で当たり外れもあります。
今はもうデフレなのでそんな接待はもう無いのですが、長い人生の中でこれも良い経験です。